2007-11-30 09:28:37
■ミニチュア??
写真を見て、???と思いませんか??

カニより大きな甘エビ・・・。


違いますよね。


甘エビより小さなカニさんです!!


これ、香箱蟹(コウバコカニ)の未成熟形態で一般には『ゼニマル』と呼ばれる“稚蟹”なんです。

ズワイガニには雄と雌があり

雌のズワイガニを一般的にコウバコガニと言うんですが
一説には子供を持っているから『子箱蟹』、
または日本海の豊かな香を湛えていることから『香箱蟹』

と言うらしいんです。

コウバコは成長過程によって

ゼニマル・アカコ・ジンケン・クロコ

と呼ばれていて

本来漁獲が認められているのは

ジンケン・クロコの成体だけなんですが

このゼニマルはたまたま甘エビの網に掛かって一緒に水揚げされたみたいですね。


ゼニマルはお腹の部分が江戸時代の小判の形に似ていることから『銭丸』と言われるようになったそうです。


詳しくはわかりませんが

この小さなカニが世間一般に流通するまでには

実に4?5年程の歳月が必要だとか・・・。


毎日当たり前のように海産物を食してる我々は

こういう命の積み重ねの上に成り立っているんだ。

生かされているんだということを


ちょっぴり感じさせられる


意外な出会いでした。



このゼニマルも


こうやってみんなにその存在と生きるチカラのきっかけとなったことで


きっと成仏してくれたに違いありませんね。



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